【大豆ミートの最前線】ケンコーマヨネーズ「大豆ミートのサラダ」発売、高い汎用性でメニューに広がり
ケンコーマヨネーズは、健康志向の高まりや多様化する食の嗜好に対応するため、乳製品、卵、肉類を使わず、植物性原料を中心に仕上げた商品を「HAPPY!! with VEGE」として展開している。
総菜量販、ファミレス・カフェ、ベーカリー、事業所給食、ホテルなど幅広い業態で注目が集まり、発売以来売り上げは順調に推移している。2月には新商品として、「大豆ミートのサラダ」を発売した。
食べ応えのある大豆ミートと食感の良いタマネギに、オリーブ油、ほんのりとマスタードが香るシンプルな味わいが特徴だ。スライス状の大豆ミートを使用しているので、見た目も食べ応えも満足感のある仕上がりになっており、同社自慢のサラダ総菜類の開発技術を駆使した商品である。開封するだけですぐに提供でき、サラダのトッピングとしてはもちろん、ピザ・グラタンなどのホットメニューにもおすすめだという。
「シンプルで汎用性が高く、またアレンジもしやすいため、メニューの幅が広がり、これまで以上に大豆ミートを楽しむことができる商品になると期待している。500g と使い切りに便利な小容量形態のため、さまざまなメニューを考案しながら業務用としてはもちろん一般のお客様にも幅広く提案していきたい」(ケンコーマヨネーズ)。
「HAPPY!! with VEGE」は、畜肉を使わず大豆ミートと野菜をあわせ本格的な味わいに仕上げたパウチ総菜「やさいと大豆ミート」シリーズ4品のほか、「ひよこ豆フムス」、「豆乳ホワイトソース」、「野菜でつくったブラウンソース」の計7品で展開していたが、今回、「大豆ミートのサラダ」を含め2品が加わり、9品のラインアップとなった。
従来は、そぼろ状の大豆ミートを使用した商品が主だったが、「大豆ミートのサラダ」ではスライス状のものを採用し、プラントベース商品のさらなる拡充を図る。「今後市場に出回る商品ラインアップはさらに増え、より付加価値のある商品が求められると考えている。市場ニーズをくみ取り、お客様の課題解決につながる商品を引き続き開発していきたい」(ケンコーマヨネーズ)。
〈大豆油糧日報2023年3月10日付〉