【大豆ミートの最前線】アサヒコ トーフプロテイン「豆腐のお肉担々肉味噌」発売、調味料としてアレンジしやすい商品提案、「大豆のお肉生姜焼き」も
アサヒコは、日常生活に植物性たん白質を手軽に取り入れられる「TOFFUPROTEIN」(トーフプロテイン)シリーズを展開し、前菜からデザートまで取り揃えている。
特に「大豆のお肉焼肉」が好調だ。「TOFFUPROTEIN」シリーズの「大豆のお肉」と「豆腐のお肉」は業務用も販売している。「大豆のお肉」は外食の定食メニューで、「豆腐のお肉」は学校給食などで採用されている。
新商品では、「大豆のお肉生姜焼き」「豆腐のお肉担々肉味噌」を3月から発売した。「生姜焼き」は、これまで牛肉に見立てた商品を発売してきた「大豆のお肉」で初の、豚肉に見立てた商品だ。既存の牛肉タイプは、厚みがありながらも柔らかい食感だが、豚肉タイプはバラ肉のように薄く柔らかいのが特徴だ。味については「ご飯にもなじむような味わいに仕立て、豚丼として楽しむこともできる」(アサヒコ)としている。
「担々肉味噌」は、有名店の味を参考にした辛みのある味つけとなっている。アジア系のエスニックな味付けは家で作りづらいことから、内食での需要が増加していることを背景にメニュー選定した。中華麺に乗せて食べるほか、豆腐とともにレンジアップすることで、麻婆豆腐としても楽しめる。
アサヒコによると、「豆腐のお肉」をポテトサラダやパンなど具入り調味料として使う人が多かったことから、「担々肉味噌」もアレンジしやすい商品にしたとする。
いずれの商品も、50年以上にわたり豆腐を作り続けてきたアサヒコの技術と経験を生かし、大豆の青臭さを抑えている。また、韓国企業プルムウォンの傘下に入っておりグローバルな商品開発ができるのも強みとなっている。
〈大豆油糧日報2023年3月15日付〉