グリーンカルチャー「トマト煮込みハンバーグ」「エビチリ」「酢豚」など代替肉の冷凍デリカ8商品、消費者向けに発売【大豆ミートの最前線】
もともと、うま味や食感に定評のある、同社開発の植物肉「GreenMeat」などを使用した8種類をグリーンカルチャー通販サイトで販売開始し、好調な滑り出しを切ったという。マーケティング部ECチームの西川陽菜氏によれば、「ターゲットは30代から40代の一人暮らしや核家族だ。共働きや子育てで忙しい生活の中でより健康でおいしいメニューを求めている層に販売していく」とする。
「トマト煮込みハンバーグ」(235g)は手ごねで作った自信作だという。「ふっくらとしたハンバーグで、煮込むことによって、うま味が増しており、ひとつでも相当満足感が高い」と訴求する。「エビチリ」(130g)、「酢豚」(180g)は本物に近い食感を目指した。「繊維感を出すために、水分量を微調整しながら、それぞれの食感を実現した。「酢豚」は野菜との組み合わせで解凍した時に、どちらもおいしい状態で再現できるかにこだわった」と開発で苦労した点を挙げる。ゴロっとした豚肉の感じを上手く再現しており、植物性でありながらも、食べた後の満足感が高いこともセールスポイントの一つに挙げられる。
「台湾肉みそ」「ビビンバの素」は、どちらも味のベースにみそを使っており、「日本人に馴染みの深い味がご飯をそそる」としている。「つくね」は九州産れんこんを使用し、弾力のある食感とジューシーさが魅力だとする。
「トマト煮込みハンバーグ」「エビチリ」「酢豚」「台湾肉みそ」「ビビンバの素」「つくね」の6種類の価格は各580円税別。競争力のある値付けで市場の反応を見るという。この6種類に加えて、「アッシュパルマ」(4個)、「ミートパイ」を追加で発売。「アッシュパルマンティエ」(626円税込)はフランスのメニューで、作ると手間のかかる一品であることから、予測を上回る注文が入っているという。
〈大豆油糧日報2023年3月17日付〉