ABCクッキングスタジオ SSAP認証米国大豆で多国籍料理のレッスン、アメリカ大豆輸出協会が協賛
〈アサヒコが「豆腐バー」「昔揚げ」を提供、4つのレシピの調理を実施〉
アメリカ大豆輸出協会(USSEC)は、全国のABCクッキングスタジオで3月1~31日まで開催されたSSAP認証の米国大豆を使った多国籍料理のレッスンに協賛した。
レッスン内容は「サステナブルなアメリカ大豆で多国籍料理を楽しもう!とっておきの大豆レシピ」と題したもので、入会金不要の1回完結のもの。なお、アサヒコが食材提供を行い、「豆腐バー バジルソルト風味」と「昔あげ」のアレンジメニューが用意された。期間中は約1,500人が参加した。
「サステナブルなアメリカ大豆で多国籍料理を楽しもう!とっておきの大豆レシピ」では、「ポークジャンバラヤ」「豆腐バーと香りMISOのスプリングロール」「油揚げのクルトンシーザーサラダ」「メープル豆乳プリン」の4つのレシピの調理が行われた。
SSAP認証の大豆、豆乳を使うという条件でABCクッキングスタジオが考案したレシピに、USSECの立石雅子日本副代表が案を加えて決定したという。
〈実際に食べてもらえる取り組みを、サステナビリティや大豆に興味ある人が参加〉
立石副代表によると、USSECとABCクッキングスタジオは2007年頃から若年層の大豆の需要喚起を目的に共同で取り組みを開始していた。例えば、大豆粉や豆乳・豆腐を使ったパンや焼き菓子などのレシピ開発や、東京・丸の内のABCクッキングスタジオでは、日本豆乳協会との共催で、豆乳需要拡大を目指すべく米国から生産者やシェフを招いた料理セミナーも数回開催している。
2020年に「サステナビリティキャンペーン」を実施したのを機に、「やはり実際にサステナブルな大豆製品を使った料理を食べてもらい、その後の消費行動に繋がる取り組みをしたいと考えた」という。2021年8月には、米国大豆のSSAP認証の認知拡大を目指し、多国籍料理をテーマにしたレッスンを実施している。
立石副代表は、「USSECは今後も、大豆が人と地球の健康課題を解決するサステナブルな食材であることを発信し、新たな価値とともに大豆の需要拡大につなげていくために、全国展開しているSSAP認証マーク製品を使用した料理教室などに協賛していく」と展望を述べる。
ABCクッキングスタジオは全国に94校あり、会員数は143万人(2022年10月時点)に上る。20~30代の会員が多く、食や料理への関心が高い人が多いという。
エービーシースタイルフードソリューション事業部の上村碧ジュニアコンサルタントによると、今回の特別レッスンは会員以外も参加できることから、「サステナビリティや大豆に興味のある人が参加している」と説明する。
レッスン中は先生から、米国大豆がサステナブルであることや、食材の購入可能店舗などの説明が交えられた。レッスン参加者には、SSAP認証に関する資料と「大豆パーフェクトブック」も配布された。
食材提供を行ったアサヒコの池田未央執行役員営業・マーケティング本部長によると、「豆腐バー」シリーズは2020年に発売し、すでに売上構成比の約3割を占める商品になっているという。ゆくゆくは、「5割を目指したい」と目標について語る。また、「豆腐バー 旨み昆布」は、日経POSデータの「大豆たんぱく食品(植物肉など)」の中で2022年売上ナンバーワンを獲得したことから、今後はパッケージでも訴求を行っていくとしている。
なお、SSAP認証マーク入り豆腐バーは全国のスーパーやコンビニで購入できる。
〈大豆油糧日報2023年4月5日付〉