TWO 新ブランド「2Series」で“プラントベースプロテイン”発売、味の素アミノサイエンス活用したソイプロテイン

2Series「2Proteinアドバンストプラントベースプロテイン」(タブレット・パウダー)
2Series「2Proteinアドバンストプラントベースプロテイン」(タブレット・パウダー)

プラントベースフード「2foods」を手掛けるTWO(東京都渋谷区)は、「2foods」の新たなサブブランド「2Series」を立ち上げる。7月14日に都内で開いた会見で明らかにした。

その第1弾商品として、次世代プラントベースプロテイン「2Proteinアドバンストプラントベースプロテイン タブレット」(7粒、21粒)、「2Proteinアドバンストプラントベースプロテイン パウダー」(3包、30包)を7月18日から発売する。取り扱いは、「2foods」のオンラインショップと都内5店舗に加え、各種EC(Amazon、楽天、Qoo10、Yahoo!ショッピング)で行うほか、順次、全国のコンビニやドラッグストア、バラエティショップで発売する。

「2Protein」は、味の素グループ独自のアミノサイエンスを活用し、ソイプロテインとロイシンを高配合している。体内では合成できない全9種の必須アミノ酸を摂り込むことにより、タブレット7粒、パウダー1包で、ホエイプロテイン20gと同等のトレーニングによる体づくりをサポートするという。

持ち運びやすく、いつでもどこでも食べられるタブレットタイプと、食事やドリンクに振りかけられるパウダーの2種類を用意した。植物性のソイプロテインを採用することで、動物性のホエイやカゼインプロテインに比べ、生産過程での環境負荷が少ないことも特徴の一つに挙げている。

〈東社長「新たなプロテインの価値を付加してマーケットで存在感を出していく」〉

会見の冒頭でTWOの東義和社長は、新商品を投入する背景や狙いについて説明した。

味の素・白神浩取締役代表執行役副社長と、TWO・東義和社長
味の素・白神浩取締役代表執行役副社長と、TWO・東義和社長

東社長は「米国のプラントベースマーケットはトレンドの入れ替わりが激しいが、全体的には顕著に伸びている。代替肉や代替ミルクがこれまで市場をけん引してきたが、プラントベースのカテゴリーが多岐にわたって広がってきた。プロテイン(飲料・パウダー)も3億4,100万ドルのマーケットを形成し、成長率は14%となっており、米国のマーケットでも存在感を示してきたことが、新商品を投入した背景と言える」とする。

また、「国内のたん白補給商品市場は、2011年558億円だったが、2021年見込みは2,216億円と10年前の約4倍の市場規模に拡大、2026年には3,218億円とも予測されている。さらに、日本の運動分野のヘルスケア市場は、2016年の7,100億円から2025年には1兆5,900億円と約2倍以上の成長が見込まれている」と説明。

「そのため、プロテイン関連市場は非常に魅力的で野心的なマーケットだ。このマーケットに対して新商品では『新たなプロテインの価値を付加する』とし、この大きいマーケットの中で存在感を出していきたい」と力を込めた。

次いで、白神浩・味の素取締役代表執行役副社長が登壇し、「ヘルスケア、フード&ウェルネス、ICT、グリーンといった4つの領域でアミノサイエンスによる価値を創造していく。今回TWOとの取り組みはグリーンでの価値共創の一環となる。味の素グループは地球との共生や環境負荷低減に貢献するため、環境にも体にも配慮しながら、サステナブルでおいしくてヘルシーな新しい食の形『with Earth フード』を提唱し、プラントベースwith ニュートリションの価値提供を強化していく。今回TWOとの協業については、志やビジョンを共有していること、プラントベースwith ニュートリションの概念に製品コンセプトが合致していたことが鍵となった」と協業の背景を説明した。

広告には女優の池田エライザさんを起用した。テレビCMにも登場し、「ぜんぶプラスに変えちゃえ。」というキャッチコピーとともに、新商品を食べ、隙間時間に運動をすることを推奨していく内容となっている。YouTubeではCMのメイキング映像も公開される。

広告・テレビCMに起用は女優の池田エライザさんを起用
広告・テレビCMに起用は女優の池田エライザさんを起用

〈大豆油糧日報2023年7月19日付〉

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昭和33年(1958年)1月
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