ヤマサン食品工業、黒豆・小豆・金時豆の「ふっくらやわらかシリーズ」3品発売、普段の食事で鉄分を補給
ヤマサン食品工業(富山県射水市)はこのほど、「ふっくらやわらかシリーズ」を全国で発売した。
鉄分や食物繊維をおいしく摂取できることを訴求する、3種類の豆を原料としたドライパックの栄養機能食品。2022年11月~12月に数量限定で試験販売して好評だった「富山県産丹波種黒豆」と「北海道産小豆」に、「北海道産金時豆」を新たに加えた。
豆本来が豊富に含む鉄分と食物繊維に着目し、商品づくりに至ったという。ヤマサン食品工業は、「普段の食事で素材由来の栄養成分を補給できる」と訴求する。
商品コンセプトは、「手軽に作り置き、ふっくらな豆で健康習慣」で、ターゲットは、豆が健康に良いことを認識しており、意欲的に摂取する40代以上の女性としている。今シーズンの販売はシリーズで6万パックを目指す。
水戻しや下茹でなど面倒な豆の下処理が済んでおり、加熱済みのため、硬さ調節の難しい煮豆料理も簡単に調理できることもアピールする。作り置きができ、年末年始やハレの日の一品としても手軽に使えるという。黒大豆原料は地元富山県産の「丹波種黒豆」を使用している。ヤマサン食品工業は、一般的な大豆に比べ約3倍と丸く大粒であり、皮の表面には良品のしるしだというブルームと呼ばれる白い粉状のロウが吹いているのが特徴としている。
〈大豆油糧日報2023年12月6日付〉