日清オイリオグループ、オリーブ油の国際認証「理化学分析ラボtypeB認証」取得

日清オイリオグループのオリーブ油商品例
日清オイリオグループのオリーブ油商品例

日清オイリオグループはこのほど、国際オリーブ協会(IOC)が定めるオリーブ油の国際認証「理化学分析ラボtypeB認証」を取得した。有効期間は2023年12月1日から2024年11月30日まで。

IOCは、オリーブ油とテーブルオリーブの国際協定に基づく政府間機関だ。オリーブ油の国際取引における不正行為や偽和を防止し、その品質や純度、真正性を管理するための品質基準と分析試験法を策定・更新している。

理化学分析ラボ認証は、IOCが推奨する正確で信頼性の高い分析試験法を適用できる能力が認められた試験所に与えられる認証制度だ。書類審査と技能試験により判定され、上位認証のtypeB取得には基礎的なtypeAよりも高度な理化学分析の能力と熟練度が求められる。

オリーブ油は植物資源のため、生産地や品種、気候、収穫時期、搾油方法などによって、風味が異なる。また、近年は生産地の干ばつなど気候の影響も大きく、生産量や作柄の変動が大きくなっている。

このような環境の中、日清オイリオグループでは風味設計技術、製造技術、分析技術という3つの技術を研さんし、品質と供給の安定化に取り組んでいる。日清オイリオグループは、「食用油のリーディングカンパニーとして、安全で安心な製品をお届けすることはもちろんのこと、国際基準の高度な分析技術を磨き続けている。今後もオリーブオイルの品質管理レベルの強化に取り組み、安全で安心な商品の提供に努めていく」としている。

〈大豆油糧日報2023年12月11日付〉

媒体情報

大豆油糧日報

大豆と油脂・大豆加工食品の動向を伝える日刊専門紙

大豆油糧日報

大豆から作られる食用油や、豆腐、納豆、みそ、しょうゆを始めとした日本の伝統食品は、毎日の食卓に欠かせないものです。「大豆油糧日報」では、発刊からおよそ半世紀にわたり、国内外の原料大豆の需給動向、また大豆加工食品の最新情報を伝え続けております。昨今の大豆を巡る情勢は、世界的な人口増大と経済成長、バイオ燃料の需要増大により、大きな変化を続けております。一方で、大豆に関する健康機能の研究も進み、国際的な関心も集めています。そうした情勢変化を読み解く、業界にとっての道標となることを、「大豆油糧日報」は目指しています。

創刊:
昭和33年(1958年)1月
発行:
昭和33年(1958年)1月
体裁:
A4判 7~11ページ
主な読者:
大豆卸、商社、食用油メーカー、大豆加工メーカー(豆腐、納豆、みそ、しょうゆなど)、関係団体、行政機関など
発送:
東京、大阪の主要部は直配(当日朝配達)、その他地域は第3種郵便による配送 *希望によりFAX配信も行います(実費加算)
購読料:
3ヵ月=本体価格29,700円(税込)6ヵ月=本体価格59,044円(税込)1年=本体価格115,592円(税込)