圧倒的口溶けとクリーミー感、豆乳クリームバター「ソイレブール」/不二製油【食品産業技術功労賞】

不二製油は創業以来、多彩なプラントベースフード(PBF)を世に送り出してきた。2019年から展開している豆乳クリームバター「ソイレブール」は、豆乳クリームでつくられた、マーガリンともバターとも異なる新しいおいしさを備えた画期的な植物性新素材だ。
不二製油の特許技術による豆乳クリームと、独自の植物油脂を組み合わせ、大豆のうまみとコク、圧倒的な口溶けの良さを表現している。
冷凍庫から出した直後でも柔らかくてカットしやすい。直接パンに塗って食べることはもちろん、製菓・製パン工程で使用でき、しっとり・柔らかい食感の生地に仕上がる。菓子やデザートのフィリング、パン生地用途等で採用が増えている。販売実績も順調に拡大している。
2023年春、「ソイレブールシート」を発売、パイ、デニッシュなどペストリー全般で採用されている。用途拡大により更なる広がりが期待される。
不二製油は今後も、おいしいPBFで食の選択肢を増やすことで、食糧や環境の課題解決に貢献していく。
この豆乳クリームバター「ソイレブール」は、第53回 食品産業技術功労賞「商品・技術部門」を受賞した。
なお「食品産業技術功労賞」は、食品産業新聞社が1971年から実施する顕彰事業。食品産業の発展に著しく貢献した企業、または個人、団体を顕彰するもの。部門は、「商品・技術部門」「資材・機器・システム部門」「マーケティング部門」「サステナビリティ部門」「国際部門」「地域創生部門」の6つがある(2023年時点)。
「第53回 食品産業技術功労賞審査」の選考委員(敬称略)は、一般財団法人食品産業センター理事長 荒川隆、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構食品研究部門所長 髙橋清也、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所理事国立健康・栄養研究所所長 瀧本秀美、独立行政法人酒類総合研究所理事長 福田央、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)農林水産・食品部長 森下興、日本チェーンストア協会専務理事 牧野剛、食品産業新聞社代表取締役社長 馬上直樹。
〈食品産業新聞 2023年12月4日付より〉