納豆連・USSEC「FOODEX JAPAN 2024」内でクッキングデモ、米国大豆納豆を紹介、納豆輸出量の前年実績は3,000tと続伸、さらなる増加を目指す
全国納豆協同組合連合会(納豆連)とアメリカ大豆輸出協会(USSEC)は3月5日、東京ビッグサイトで開催された展示会「FOODEX JAPAN2024」のアメリカパビリオンに出展した。
「サステナブルU.S.SOY クッキングデモ with ねば~る君と新しい仲間」と題したステージを展開し、米国産大豆納豆の紹介や、納豆料理の試食を行った。米国大豆の納豆をアピールするとともに、納豆の海外輸出量のさらなる増加を目指す。
冒頭、USSECの立石雅子日本副代表があいさつし、「米国大豆は持続可能な方法で栽培されているため、米国大豆を使用することでサステナブルな食品を作ることができる。日本の多様な大豆食品に使用されており、日本の食文化を支えているともいえる」と米国大豆の特徴を語った。
さらに、納豆連が開催している全国納豆鑑評会で、「アメリカ大豆部門 アメリカ大豆サステナビリティーアンバサダーアワード」をアメリカ大使館農産物貿易事務所(ATO)と協働で設けていることや、納豆の6割に米国大豆が使用されていることを紹介した。
納豆の輸出量は年々伸長しており、財務省の貿易統計によると前年実績は3,000tだった。数年前と比較すると、物量ベースで70%増、金額ベースで80%増加しているという。
試食で提供された納豆ピザと納豆アイスは、納豆をモチーフにしたマスコットキャラクターのねば~る君のレコメンドレシピを、料理研究家の石野智子氏が食べやすくアレンジした。
納豆ピザは、ピザ生地に納豆、チーズ、アボカドを乗せて塩、オリーブ油、唐辛子フレーク、黒胡椒で味を調えた後、オーブンで約5分焼き、紫タマネギをトッピングした。納豆アイスは、バニラアイスに納豆と黒蜜、黒胡椒をフードプロセッサーにかけ、きなこをまぶした。トルコアイスのような粘りがあるのが特徴だ。2品ともに納豆が苦手な人も食べやすいアレンジとなっている。
試食会では、第27回全国納豆鑑評会で「アメリカ大豆部門 SSGAU.S. Award」、「同 アメリカ大豆サステナビリティーアンバサダーアワード」でダブル受賞を果たした小杉食品(三重県桑名市)の「おちびさん つゆだく」が使用された。
そのほか、USSECが公開している大豆アニメ「SOYSTORY ~ソイとだいずな仲間たち~」シリーズから、主人公のソイが初披露された。
〈大豆油糧日報2024年3月12日付〉