相模屋食料「湯葉フィーユ」新発売、総菜型で湯葉の新しい食べ方提案
相模屋食料は7月1日、湯葉総菜シリーズ「湯葉フィーユ 枝豆」、「湯葉フィーユ 黒胡麻」を、関東甲信越を中心としたスーパーなどで新発売した。
2024年3月に同社グループ入りした三和豆水庵が製造している。同シリーズを通じて、湯葉の新しい食べ方を提案する。2品とも参考価格税別298円。
同商品は、出来立ての湯葉シートを手づくりで丁寧にミルフィーユ状に重ね、湯葉の間に枝豆や黒胡麻を挟み込んだ湯葉総菜だ。北海道産大豆を使用した甘みとコクのある豆乳でつくりあげた湯葉を幾層も重ね、仕上げに北海道産大豆の濃厚でクリーミーな豆乳で包み込んだ。シンプルに塩をかけるだけで、濃厚でコクのある湯葉に枝豆や黒胡麻のうま味・風味を存分に楽しめる。
「同枝豆」は湯葉の間に粒とすりつぶした枝豆を挟み込み、枝豆のうま味にこだわって作り上げた。すりつぶした枝豆は国産豆乳で濃厚かつコクのある枝豆スムージーにしたもので、湯葉にたっぷり塗り、さらにその上に国産枝豆を粒のまま散らしている。「同黒胡麻」は、湯葉の間に練り胡麻をたっぷり塗り込み、黒胡麻そのもののうま味にこだわった。湯葉を何度も重ねた16層の湯葉フィーユだ。湯葉は消費者から「おいしそう」、「食べてみたい」とのイメージや期待値が高い一方で、「食べ方がわからない」として関心度合いと購入実態にギャップがあると見られる。消費者の興味・関心に応えきれていない未開拓のカテゴリーだとし、素材型食品である湯葉を総菜型の商品に仕上げることで、消費者の湯葉への期待や関心に応える。
三和豆水庵の湯葉づくりの技術と同社の商品開発力によって作り上げた。湯葉を強みとする三和豆水庵は厳しい経営状況から今年3月に同社グループ企業となり、同社の支援のもと再建に取り組んでいる。5月には旧来の湯葉商品を全面リニューアルした「生湯葉」を発売し人気の商品になっているという。
〈大豆油糧日報2024年7月2日付〉