エヌ・ディ・シー「かるあげ」ポップアップをマルイ中野店に出店、売行きに手応え

エヌ・ディ・シー「かるあげ」のポップアップストアと、市川吉徳社長
エヌ・ディ・シー「かるあげ」のポップアップストアと、市川吉徳社長

大豆たん白の加工品を開発・製造・販売するエヌ・ディ・シー(岐阜県各務原市)は7月9日まで、植物生まれの新総菜「かるあげ」のポップアップストアをマルイ中野店地下1階のイベント会場「カレンダリウム」に出店している。

「かるあげ」とは、「食肉にはない、植物性だからこその『かるさ』、だしの効いた『おいしさ』、やわらかな食感にこだわった」(同社)という、大豆臭がほぼない大豆ミートの揚げ物だ。イベントを開始した3日から「かるあげ」の通販サイト「karuage.com」も立ち上げ、代替肉という切り口ではなく、全く新しい大豆たん白を使った食品として、訴求している。

店頭には、食べ方提案として、プレーンだけでなく、バルサミコ酢、わさび塩、サラダスパイスなどに味付けした「かるあげ」を100g486円税込で販売している。この他、「かるあげ」の素材となる大豆ミート「かるフェレ」(1袋486円税込)も販売し、野菜炒めやサラダなど、各家庭の独自メニューに使ってみたい人向けに販売している。

「かるフェレ」は水でもどして、水を切って、片栗粉まぶして、揚げると「かるあげ」となる。

店頭に立った市川吉徳社長は、「若い人から高齢の人まで、幅広い層に購入してもらっている。特にベジタリアンだから買うというのではなく、試食して、そのおいしさに納得した人は購入していく。リピーターも出てきており、初めはお試しで100g購入した人が翌日再度来店し、400g購入したケースもあった。ベジタリアン向けではなく、植物由来なので食べても軽い感じの食品として勝負しており、プラントベースフードやSDGsといった切り口ではすすめていない。あくまでも一般な方をターゲットに、『かるあげ』のおいしさをアピールしていきたい」と販売に手応えを感じていた。

〈米麦日報2024年7月9日付〉

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