パスタ、ラーメン、焼きそばなどどんな料理にも合う「万能大豆麺」を展開/こすもす

「万能大豆麺」
「万能大豆麺」

こすもす(栃木県那須塩原市)は働く女性をサポートする大豆ミートを使用した「万能大豆麺」を発売した。

「国産丸大豆を100%使用した大豆麺は、パスタやラーメン、焼きそば、冷やし中華など、どんな麺料理にもアレンジ自在。グルテンフリーだから、アレルギーの人も安心して楽しめる。高たん白・低糖質で、ダイエット中の方にもおすすめ」(武島えりさ社長)。

武島社長
武島社長

創業したきっかけは、「栃木県那須塩原市辺りはオーガニックのマルシェが多く、そこで大豆ミートを販売している人がいた。その人は15年前から大豆ミートを扱われていて、そこで販売していた大豆ミートがおいしくて、大豆ミートにかける思い(食肉に代わる代替食が今後必ず求められてくる)が彼女と一致して共同で事業を始めることになった」。

2年前の大豆ミートに対する消費者の評価は、まずくて、臭いという評価が大半であったことから、改良に取り組んだ。製造は、岐阜県にあるエヌ・ディ・シーが請け負っており、同社も一緒になって、大豆麺の開発に取り組んだという。

「大豆麺での開発では、最初はぼそぼそとしてしまい、うまくいかなかったが、こんにゃく粉を練り込んだら、麺の食感がつるつるとした感じに改善された。丸大豆をそのまま使用し、塩糀も入れているので、大豆の臭さもなく、うま味のある麺に仕上げることができた」(武島社長)。

「万能大豆麺」は時間が経っても、くっつかない、伸びない。茹でると3倍に量が増える。食べきれない場合は冷凍しておける。時短・簡便な食材でもあり、ターゲットの忙しい女性には美容、ダイエットも兼ねて一度試してみてほしいと思いを込める。

グルテンフリーであることも特徴だ。「学校の給食に提供したい。麺は食べたいニーズがある。あらゆる麺のメニューに合うので、学生に喜んでもらえるはず」(武島社長)。

取扱いもホテルなどでの採用が増えているほか、産業給食などへの販路を開拓していきたい考えだが、まずは「もっと近くで、大豆麺を提供できる場所を探して、認知を高めていきたい」としている。

〈大豆油糧日報2024年11月27日付〉

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昭和33年(1958年)1月
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