八丁味噌協同組合がGI産品「八丁味噌」の生産者団体に追加登録/農水省

八丁味噌(写真はイメージ)

農林水産省は1月24日、地理的表示(GI)産品「八丁味噌」について、八丁味噌協同組合(〈資〉八丁味噌、〈株〉まるや八丁味噌)を生産者団体に追加登録した。両者が生産地として愛知県とすることや、生産方法でのプロセスにおいても合意したことで実現した。

今回の追加登録を受けて、八丁味噌協同組合は次のようにコメントを発表した。 「『岡崎市八丁町』で『大玉豆麹製法』、『低水分木桶仕込み』、『円錐状石積み製法』、『2年以上の天然醸造』など、江戸時代からのこだわり製法で伝統の味と文化を伝え続けていくことがわれわれの使命だと考えている」。

「また、長年『八丁味噌』をご愛顧いただいている皆様のご期待に応えるよう、今回追加申請した。この伝統の味わいを未来へ繋ぎ、次世代へと伝え続けていけるように、これからも一層努力を重ねていく」。

地理的表示(GI)産品「八丁味噌」については、2015年に愛知県味噌溜(たまり)醤油工業協同組合が申請し、同組合が2017年にGI産品「八丁味噌」を取得した。これに対し、八丁味噌協同組合は2018年に不服審査を請求したが、2021年のまるや八丁味噌による行政訴訟を経て、両者間での調整が行われた。

その結果、八丁味噌協同組合が当該登録において、団体を追加する「変更の登録」を申請したことで、1つの登録産品の生産者団体として複数団体を登録することが許可された。

〈大豆油量日報 1月27日付〉

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