低糖質・高たん白を追求した大豆ブランド「DAIZ IS GOOD.」誕生、第1弾は味にこだわった「DAIZ麺」/GoodOld
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アパレルや化粧品などの広告事業を手掛けるGoodOld(東京都目黒区)は、新たな事業として大豆食品ブランド「DAIZ IS GOOD.」を立ち上げた。その第1弾となる「DAIZ IS GOOD. NOODLE」(ダイズイズグッド・ヌードル)」(以下「DAIZ麺」)、100g3玉で税込990円を2025年1月29日からECサイトで販売している。
大豆は北海道産「ユキシズカ」を100%使用。大豆特有のにおいが少なく、甘みが強いのが特徴だという。低糖質・高たん白を特徴とした大豆フードブランドとして誕生し、「おいしく健康的な食生活をサポートする」をテーマに展開する。明石貴祐社長に「DAIZ IS GOOD.」を立ち上げたきっかけや今後の展開を聞いた。
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「健康を意識した食品を作りたかった。最初は低糖質の小麦麺やこんにゃくの麺など、さまざまな麺のサンプルを試し、その中で大豆の麺に着目した。一般的な小麦麺は1玉あたり約60gの糖質が含まれるが、大豆麺は3gと少ない。また、たん白質や食物繊維も豊富で、食事の選択肢の一つとして提案できると考えた」(明石氏)。

「DAIZ麺」は1玉に含まれるたん白質が14gで、一般的なプロテイン1食分に近い量となっている。また、大豆のアミノ酸スコアは肉や魚と同じく100であることから、たん白質を積極的に摂取したい人におすすめだという。
ブランド名については、「誰にでも分かりやすい名称にした。今回は麺を展開したが、今後も大豆の特徴を生かした食品を開発していきたい」と明石氏は語る。
味については、「『DAIZ麺』は風味や食感にもこだわり、差別化ポイントとして、おいしさを重視している。これまで培ってきたSNSマーケティングを活用し、認知度を高めていきたい。まずはECサイトやAmazonなどを中心に販売し、ターゲット層にアプローチしていく」という。
〈フォロワー約80万人のInstagramでレシピ動画を展開、完全招待制の試食会も開催〉
プロモーションには、Instagramで展開している「10分痩せ旨レシピ@10min_diet」のアカウントを活用する。このアカウントでは、手軽に作れるレシピを動画で紹介しており、レシピ開発は星付きレストランで修行を積んだ楓華(Fuka)氏が担当する。今回の「DAIZ麺」の開発とレシピ作りも手掛けた。
「約1年間運用し、フォロワーは約80万人に達した。このアカウントの成長を機に、食品事業の立ち上げを決意した。フォロワーの多くは自炊をする主婦層が中心で、今後は『DAIZ麺』を使ったレシピ動画を毎週1回程度アップし、認知度を高めていきたい。フォロワーの中には大規模なアカウントを運営している人もおり、すでにいくつかのコラボレーションを進めている。今後もインフルエンサーとの連携を強化していく」と明石氏は述べる。
また、プロモーションは自社メディアを活用することで、販促コストを抑えられるとする。「まずはブランド単体での黒字化を目指す」と明石氏。3月7日には完全招待制の「DAIZ麺」の試食会を都内で開催予定で、6種類のレシピを用意し、食事への取り入れ方を提案するとしている。
〈大豆油量日報 2月26日付〉