「MIRACORE」用いた植物性の業務用ラーメンスープ、豚骨風・味噌・塩の販売開始

不二製油は、お湯やだしで割るだけの簡単調理で、本格的かつ満足感のあるおいしさを目指した、植物性の業務用ラーメンスープを発売した。「MIRACORE RAMEN T3(豚骨風)」は2月10日から、「味噌ラーメンスープ M1」と「塩ラーメンスープ S1」は、2月17日から販売を開始した。各1kgパウチ。
同製品は、植物性素材で動物性特有の満足感を表現する技術「MIRACORE」を用いた、濃縮型のラーメンスープ。動物性原料を使用せず、本格的かつ満足感のあるおいしさを実現したという。
インバウンド需要の急拡大に伴い、外食産業ではラーメンの需要が一層高まっている。一方で、宗教や食習慣の違いから動物性食材を避ける旅行客も増加しており、多様なメニューが求められている。加えて、原料価格の高騰や人手不足の影響により、原料の安定調達やオペレーション負荷の軽減といった課題もある。
こうした状況の中、同シリーズは急増するインバウンド需要に対応できるだけでなく、動物性原料を使用しないことで輸出制限の影響を受けず、海外市場への展開可能性も広がる。なお、同シリーズは、同社の「おいしい」の多様な選択肢を提案するブランド「GOODNOON」の製品として展開する。
〈大豆油量日報 2月28日付〉