新年会を開催、納豆の年間生産量は約37.4万t、約83億個と推計/納親会

納親会の鈴木英之会長
納親会の鈴木英之会長

全国納豆協同組合連合会の外郭団体である納親会は3月21日、新年会を上野で開き、業界動向について意見交換した。

鈴木英之会長(鈴与工業社長)があいさつし、「2024年は納豆のトップメーカーがついに値上げした。米や野菜が値上がりした中で、納豆の値ごろ感により売上が伸び、決算に期待が包まれている」とした。続けて、「訪日外客数は(2月としては)史上最高と聞く。海外の人が日本に来て、SNSなどで日本食を取り上げている」と関心が高まっていることに触れた。

納親会の推計によると、納豆用途の大豆の消費量が18.7万tであることから納豆の年間生産量(2024年)は約37.4万t、1パックあたり45g換算で年間約83億個の納豆が生産されているという。また、2023年の納豆の年間消費金額(家庭向け末端市場規模)は全国で約2,627億円となっており、業務用も含めるとトータルマーケットは推定2,695億円程度と予想している。

食料品と納豆への支出率では、2024年1~12月は前年比3.9%増、納豆の支出率は同6.3%増となり、食費に占める納豆の支出割合が増加した。

〈大豆油糧日報 3月25日付〉

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