“うなぎ&すっぽん”融合させた鍋で老舗に対抗 若年層の開拓狙う/大阪うなぎ組

大阪うなぎ組「うなぎとすっぽんの2段仕込み大阪うなぎ鍋コース」
QRAUDは4月18日、大阪市中央区のうなぎ専門店「大阪うなぎ組」で、うなぎとすっぽんを融合させた鍋「うなぎとすっぽんの2段仕込み大阪うなぎ鍋コース」の提供を開始した。コースは前日までの予約が必要で、2人以上から受け付ける。価格は1人前税別6000円。

前菜3種、お造り盛り合わせに続き、メインの大阪うなぎ鍋は、まずすっぽん出汁のスープですっぽんの身を楽しんだ後、それよりも少し濃い割り下を加え、うなぎの頭部とネギや白菜などの野菜を加えると完成する。また、鍋のシメには蒲焼きうなぎ入りの雑炊も用意している。

同店は昨年1月14日に牛タン専門店から業態転換する形でオープンした。国内の指定養殖場から毎日朝引きし、厳選したうなぎを提供している。大阪の繁華街ミナミに近いことから、海外からの観光客が4割を占めるため、英語、中国語、韓国語のメニューも用意している。

水野健料理長は大阪うなぎ鍋コースを始めた理由について、「当店は他のうなぎ店に比べて歴史が浅い。老舗に対して変わった方向性が必要で、すっぽんとうなぎという、出汁が出るもの同士を合わせると面白いと考えた。通常は40~60代のお客が中心なので、若い人に興味を持ってもらいたい。新規顧客の開拓を狙っている」と説明している。

〈食品産業新聞 2018年4月10日付より〉

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