味の素冷凍食品、「ギョーザ」大改良 第2の定番に「しょうがギョーザ」
当季家庭用では新製品4品、リニューアル品11品(パッケージリニューアル含む)を、8月12日から全国発売する。
「ギョーザ」(12個入り)は具と皮の黄金バランスを追求し、具の量はそのままに皮を薄くした。使用原料は野菜に加えて肉も国産に変更。焼き上がり時の羽根も改良した。商品価値を高め、それに見合った価格設定にする。「もちもち厚皮 水餃子」(12個入り)も国産の肉・野菜にリニューアルする。
同社によれば、過去3年間のギョーザ購入経験者は25%に過ぎないという。さらに伸びる余地が十分あると見て、定番の改良に加え、味と内容量の違う次の2品を新発売する。
「しょうがギョーザ」(12個入り)はニンニク不使用で、生姜をきかせた飽きのこない味わいが特徴。ニンニク不使用なので食場面を選ばず、同社調べでは女性からの支持が高いという。もう一つの定番に育てたい考えだ。
「みんなわいわいギョーザ」はファミリー向けの36個入り商品。油・水なしの羽根つきギョーザをトレーなしの大袋入りにした。1個の重量はギョーザよりも1g少ない22g。子育て世帯の食卓のメーンのおかずという利用場面を想定した。
ギョーザは新商品発売にあわせて、新テレビ広告を放映する。動画サイトのウェブ広告や、今年もギョーザステーションなどの体感型プロモーションを実施する。サントリーとのコラボ販促第2弾や「つづきは売り場でキャンペーン」のよしもとコラボ第3弾も展開。これらプロモーションで売場への誘引とSNSを通じた情報拡散の循環を狙う。
〈唐揚げブランド「味からっ」 鶏むね肉製品を追加〉
唐揚げは現行の「やわらか若鶏から揚げボリュームパック」を「味からっ」とブランディングして「味からっ やわらか若鶏から揚げ〈じゅわん鶏もも〉」(275g)にリニューアル。加えて“味からっ”ブランド新製品「同〈ふっくら鶏むね〉」(300g)を発売する。
“味からっ”は独自の漬け込み技術による肉のやわらかさと、独自配合の“黄金スパイス”を特徴として打ち出す。新製品〈ふっくら鶏むね〉は酵素の力と漬け込み技術によって、パサつきを抑えふっくらやわらかな食感。特製うま塩だれに漬け込み、生姜と山椒のスパイスで仕上げた。“味からっ”でもテレビCM、サントリーのハイボールと「ハイ&カラ」コラボ販促を行う。
〈業務用は簡便・時短 カット済みケーキなど〉
業務用は新製品14品、リニューアル品5品を、8月21日(一部除く)に全国発売。
カット済みケーキに季節のこだわり素材を使用した2品を追加する。「カット済みケーキ安納芋(鹿児島県種子島産安納芋使用)」「同りんご(青森県弘前産ふじりんご果汁使用)」の2品。カット済みケーキは合計9品となる。発売から1年で急成長しており、今期はケーキ類売上の5%を占める見込みだ。
昨秋発売の「ガツうま!チャーハン」と同様、炊飯ジャーで長時間保温できる「オムライスベースライス」を発売。冷蔵解凍にも対応させた。マルチ調理(同社で4種以上の調理に対応することと定義)の揚げ物や、揚げ時間1分半のチキンカツなど、「簡便・時短オペレーション」の製品を多数そろえた。
〈冷食日報 2018年7月5日付より〉
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