2017年1~12月の国産ウイスキー出荷は9.2%増、6年連続の増
日本洋酒酒造組合がまとめた2017年1~12月の国産洋酒出荷は、過去最高を更新して前年比104.6%の266万klとなった。リキュール規格のビール類新ジャンル(発泡酒の税制を考える会調べ)を除けば、109.4%の129万klとなる。
ウイスキーは109.2%と6年連続のプラス。食中酒として、ハイボールが料飲店でも家庭でもますますその地歩を拡大した。また、ジャパニーズウイスキーの世界的な評価の高まりが、メーカーの商品開発を促進し、国内でも波及効果として出ている。
ウイスキーは16年は、原酒の逼迫と出荷調整、主力銘柄の価格改定により、伸び率はやや落ち着き107.7%だったが、17年はまた成長にドライブがかかった。
一方、12月単月では、ウイスキーは99.9%と6カ月ぶりの前年割れ。
〈酒類飲料日報 2018年2月6日付より〉
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