アサヒグループ食品「スリムアップスリム」裾野拡大へ 健康価値切り口に新商品
2017年「スリムアップスリム」ブランド売り上げは前年から12%増、10年比では93%増と大きく伸長。売れ筋シェイク類の17年売り上げは前年から18%増加しており、これがブランド全体の成長をけん引した。同社ベビー&ヘルスケア事業本部ベビー&ヘルスケアマーケティング部の黒澤隆子氏は「今年11年目の『スリムアップスリム』は、健康的にきれいにやせることをコンセプトに、スムージーやスーパーフードなど、その時々の話題やトレンドを取り入れることでダイエット市場を創り上げてきた」とこれまでの成長要因を説く。
今季の新商品「スリムアップスリム糖質コントロール高たんぱくシェイクカフェラテ」は、1食・スプーン4杯(50g)あたり約165kcalで、食物繊維を6000mg配合。「3分の1日分のたんぱく質」や「3分の1日分のビタミン10種、ミネラル8種」を含む点が特徴。パッケージ全体を白基調とし、従来品に比べナチュラルに仕上げた。「近年シェイクの飲用目的は広がっており、ダイエットだけでなく、手軽に栄養を補給したい人も手に取りやすいデザインを採用することで、ユーザーのすそ野拡大を図りたい」(同社)。
主な販促策としては、首都圏のヨガスタジオやスポーツジムにおいて、主に20代~40代の女性約6万人を対象とする大規模なサンプリングを実施する。また、2018年のイメージキャラクターには、タレントの優木まおみさんを起用する。
〈食品産業新聞 2018年2月22日付より〉
【関連記事】
・アサヒグループ食品、18年売上目標1,263億円、事業利益4.7%増に設定
・「No.1としてビール市場の改革元年にする」―アサヒビール18年方針
・〈第47回食品産業技術功労賞〉アサヒビール「クリアアサヒ 贅沢ゼロ」
・アサヒ飲料、深化した「健康チャレンジ!」全社一丸で健康に貢献