丸亀製麺 半額「釜揚げうどんの日」4カ月ぶり開催、麺匠が教える“味わい尽くす方法”は
丸亀製麺では毎月1日を「釜揚げうどんの日」とし、看板商品の「釜揚げうどん」を半額で提供してきた。直近は感染症対策のため開催を中止していたが、今回開催日を2日間に拡大して約4カ月ぶりに実施する。(並)は通常価格290円を140円で、(大)は通常価格400円を200円で、(得)は通常価格510円を250円で提供する。
また、「釜揚げうどんの日」限定つけ汁として「牛肉つけ汁」(310円)が、限定天ぷらには「カニ爪天」(160円)、「殻つき有頭えび天」(160円)、「車海老天」(300円)、「チーズ入りいももち」(100円)が登場する。
丸亀製麺「釜揚げうどん」と「牛肉つけ汁」「殻つき有頭えび天」「車海老天」「チーズ入りいももち」
「釜揚げうどん」は、茹でた後に水で締める通常のうどんに対し、水で締めずに茹であげたそのままを楽しむ食べ方。もっちりとした食感で、より小麦の風味を感じることができるシンプルなうどんで、薬味やトッピングなどで自由にカスタマイズを楽しめる商品だ。丸亀製麺のメニューの中でも、不動の1番人気「かけ」に続き、「ぶっかけ」と並ぶ人気メニューだという。テイクアウト(持ち帰り)は不可。
丸亀製麺では税込表示が義務化される4月1日から、「かけうどん」「ぶっかけうどん」など一部商品で値上げを実施するが、「釜揚げうどん」は価格を据え置き、最安のうどん商品となる。創業当時から提供し続ける丸亀製麺の原点かつ、一番に麺のおいしさを楽しめる商品として、より多くの人に味わってほしいという思いがあるようだ。
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〈丸亀製麺で唯一の麺匠が「釜揚げうどん」の楽しみ方を伝授〉
3月18日に実施した試食発表では、丸亀製麺でただひとりの「麺匠(めんしょう)」と呼ばれ、店舗を巡回して技術指導などを行う藤本智美氏が「釜揚げうどん」おすすめの食べ方を実演。薬味やトッピングで何度も“味変”をして飽きずに楽しめる「釜揚げうどん」の食べ方を以下の通り紹介した。
丸亀製麺“麺匠”藤本智美氏
〈1〉まずは何もつけずにそのまま食べることで小麦の風味と楽しむ。
〈2〉つけだしにつけてシンプルに味わう。麺は桶に沿わせて移し入れると、湯切りができてつゆが薄まらないという。
〈3〉つけだしに無料の薬味(すりごま・生姜・ねぎ)などを入れて麺を絡める。
〈4〉薬味入りのつけだしにトッピングの「生玉子」(税込70円)を溶き入れて、まろやかな釜玉風に。
〈5〉締めは、つけだしに桶の釜湯を入れてそば湯ならぬ“うどん湯”にして飲む。
なお、丸亀製麺の「釜揚げうどんの日」は、讃岐のセルフうどん文化を伝えるにあたって、あまり知られていなかった「釜揚げうどん」の認知向上を図るために始めたもの。広報担当者は発表会で、「釜揚げうどんには、いろいろな楽しみ方があるということを知ってほしい」とした。