キユーピー サラダ用調味料シリーズ「サラダソルト」発売、“塩”で若い女性の需要に応える
キユーピーは、塩とハーブや柑橘の果皮を組み合わせた野菜本来の味わいを楽しむサラダ用調味料の新シリーズ「サラダソルト」(3アイテム)を2月16日から全国発売する。発売に先立ち6日、都内の同社本社で報道陣を集め試食説明会を行った。
家庭用本部調味料部長の猿渡守氏があいさつ。「調味料市場は人口減、少子高齢化などの影響を受け、シュリンクしているが、マヨネーズ・ドレッシングは各社の野菜の食べ方提案などで市場は伸びている。今回は楽しく食べる、ベジJOYサラダをテーマに野菜をおいしく食べるサラダソルトを提案した」と述べた。
続いてドレッシングチームの林孝昌氏が開発の背景などを説明。「ドレッシングの選択時に重視する点をモニターしたところ、うま味、コク味に次いで『さっぱり』が第3位となった。また、野菜本来の味を楽しみたいという意見もある。
17年春に緑キャップシリーズやフルーツビネガーなどを発売しているが、今回は話題となっている塩をテーマにさっぱり食べる新しいサラダ用調味料を開発、若い女性をターゲットに新規ユーザー獲得を狙う」と述べた。
サラダソルトは、まろやかな味わいが特徴のドイツ産岩塩とすっきりした塩味海水塩をブレンド、顆粒状に加工することで野菜の味わいを引き立てる。レモン・オレンジの果皮を加えた「レモン&オレンジMIX」、バジルとオルガノを加えた「バジル&オルガノMIX」、さらにアジアンテイストを意識した「パクチー&レモングラスMIX」の3品。
40g入りで約20食分。248円。気になる1食当たりの塩分量は0.45~0.55gと通常のドレッシングより少ない。4月からテレビCMを放映するとともに、青果売り場、特にカット野菜売り場での連動販売を強化していく。販売目標は年間3億円。
〈食品産業新聞 2018年2月12日付より〉
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