丸美屋の肉系ふりかけ「すきやき」55周年の歴史 発売翌年に爆発的ヒット
丸美屋食品のふりかけ「すきやき」の発売は1963年。おなじみ「のりたま」に続き「牛肉すきやきふりかけ」のネーミングで発売した。すきやき風に味付けした牛肉を使い、当時としては他に例のないふりかけとして注目された。
発売翌年、当時の人気SFテレビアニメ「8マン」のシールをおまけに付けたところ、これを欲しがる子ども達が店頭に殺到。生産が追い付かなくなるほどの爆発的ヒットを記録した。
〈18年は期間限定品で盛り上げ〉
肉系ふりかけのパイオニアとして、市場で不動の地位を築いてきた「すきやき」は、今年2018年に発売55年周年を迎える。これを記念して丸美屋食品では今季、既存2品(すきやき大袋、同ニューパック)でパッケージリニューアルおよび品質リニューアルを実施。パッケージに「おかげさまで発売55周年」のキャッチコピーを加刷するとともに品質面では、甘辛いすきやきの風味を高めた。可愛らしい容器入りで好評の既存品「どこでモーすきやき」では品質のリニューアルのみ行っている。
さらに、発売55周年の期間限定品として「チップ入りすきやき」「すきやき&肉バラエティー」の2品を発売し、周年の盛り上げを図る。「チップ入りすきやき」は小袋8袋入り。かわいい牛の形をした”モーくんチップ”入りで話題を喚起する。
また、「すきやき&肉バラエティー」では、すきやきのほか、魅力度の高い肉ふりかけ4種(焼肉、牛しぐれ、肉みそ、牛わさび)を合わせた5種を各4袋、計20袋入りとした。
〈食品産業新聞 2018年2月12日付より〉
【関連記事】
・〈第47回食品産業技術功労賞〉丸美屋食品「かけうま麺用ソース」シリーズ
・丸美屋食品 18期連続増収、「のりたま」と「麻婆豆腐の素」が過去最高
・25周年を迎えた「しそ焼酎 鍛高譚」、“地産全消”へのカギは“クチコミ”
・発売40周年を迎えた宝焼酎「純」 その歴史と魅力を語る
・大塚食品「ボンカレー」発売50周年、発売当時の味と50年間の進化を新商品で体現