カレー・オブ・ザ・イヤー2018 ハウス食品「きわだちカレー」、エスビー食品「噂の名店」など受賞

カレー大學・井上岳久学長(中央)と受賞者
〈中村屋「純欧風ビーフカリー」、大塚食品「100kcalマイサイズ」なども〉
カレー総合研究所(東京都渋谷区、井上岳久代表、カレー大學学長)が運営するカレー大學は1月22日、「カレー・オブ・ザ・イヤー2018」を発表し、授与式を都内で開いた。井上学長は、「1月22日『カレーの日』を前に、2017年に話題になった商品や店を表彰するカレー・オブ・ザ・イヤーを通して、カレー業界のさらなる発展や活性化に貢献したい」とあいさつ。

開催4年目となる「カレー・オブ・ザ・イヤー」(同名称としては2年目)は、第一次審査の同大學卒業生(全国約500人)からの推薦、第二次審査のカレー・オブ・ザ・イヤー事務局の書類選考、さらにカレー・オブ・ザ・イヤー選考委員会による最終選考を経て、受賞商品・店舗を決定した。

全10部門のうち、カレールウ部門はハウス食品の「きわだちカレー」が受賞した。「専門店で食べるカレーを家でも食べたいとの思いから開発した。(旨みや香りを引き立てるため)スパイスを油で炒めてからカレーに使う手法を取り入れられないかと考えた」(同社)。

また、新商品部門はエスビー食品の「噂の名店 大阪スパイスキーマカレー お店の中辛」が受賞。「有名店こだわりの味を家庭で楽しむことをコンセプトにしているシリーズ7品目の商品。立体的なスパイスの香り立ちにこだわった」(同社)とする。

このほか、レトルトカレー部門には中村屋の「純欧風ビーフカリー」、外食飲食店部門にはアパホテルの「アパ社長カレー」、特別賞には大塚食品の「100kcalマイサイズいいね!プラス 糖質が気になる方の欧風カレー」などが選ばれた。

【「カレー・オブ・ザ・イヤー2018」受賞商品・店舗一覧】
▽カレールウ部門 =「きわだちカレー」(ハウス食品)
▽レトルトカレー部門=「純欧風ビーフカリー」(中村屋)
▽外食飲食店部門=「アパ社長カレー」(アパホテル)
▽地域カレー部門=「大阪スパイスカレー」
▽ご当地カレーまちおこし部門=北海道函館市「はこだてチャウダーカレー」(函館市・はこだて雇用創造推進協議会)
▽ご当地レトルトカレー部門=静岡県「やきとりカレー」(ホテイフーズコーポレーション)、愛知県「みそかつカレー」(まるや八丁味噌)
▽新店舗部門=「旧ヤム邸 シモキタ荘」
▽新商品部門=「噂の名店 大阪スパイスキーマカレー お店の中辛」(エスビー食品)
▽特別賞/がんばれ地方応援賞=カレー専門店「笑夢(えむ)」福島県福島市
▽特別賞/発想賞=「100kcalマイサイズいいね!プラス 糖質が気になる方の欧風カレー」(大塚食品)

〈食品産業新聞 2018年2月5日付より〉

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