キンレイ、「四海樓監修皿うどん」などレンジ調理の新シリーズを拡充

「レンジで汁無し麺・長崎皿うどん発祥の店 四海樓監修 皿うどん」
キンレイは2018年春夏の新商品3品、リニューアル品3品を、既に2月20日より、全国の量販店で発売している。今回は長崎ちゃんぽん・長崎皿うどん発祥の店とされる「四海樓」(長崎市)とのコラボで、レンジでも簡単に調理できる「レンジで汁無し麺・長崎皿うどん発祥の店 四海樓監修 皿うどん」など、新シリーズを投入した。13日、東京・新橋の東京本部で、メディア向けに市販用冷食の2018年春夏新商品発表会を開催した。

【レンジで汁無し麺・長崎皿うどん発祥の店 四海樓監修 皿うどん】(268g)後述のリニューアル品2品とともに、「レンジで」シリーズとして展開。ちゃんぽんでもコラボした四海樓監修商品。鉄鍋で炒めた香ばしい野菜にちゃんぽんの風味を利かせた、もっちりとした食べ応えのある太麺皿うどん。昨年5月から稼働開始した大阪新工場の設備も使い、鉄鍋で野菜を炒めるなど、専門店の調理方法を再現している。簡便性の高いレンジ調理のほか、フライパン調理にも対応し、より香ばしさを感じることもできる。

なお、17年秋に発売した「お水がいらない 長崎ちゃんぽん発祥の店 四海樓」は年間100万食ほどの出荷を計画していたところ、昨秋~2月末の時点で120万食と想定を上回る好調で、味への評価も非常に高いという。

【お水がいらない 1/2日分の国産野菜が摂れるタンメン菜宝】(547g)鍋に入れて温めるだけで、麺を茹でたりスープをお湯で割ったりする手間なく、専門店さながらの味が楽しめる「お水がいらない」シリーズの新商品。

外食店舗やネット検索でもタンメンがトレンドとなる中、2分の1日分の国産野菜が摂取できるタンメンとして開発。鉄釜でキャベツを炒め、昆布、香味野菜、鶏ガラ等と炊き出すという、専門店の調理方法を参考にした調理工程で作る、野菜の甘みと旨みが溶け込んだ塩味のスープに仕上げた。麺はスープによくなじむ中太平打ち麺を使用する。

【お水がいらない 味噌野菜らーめん 幸楽苑】(492g)「お水がいらない」シリーズの新商品。国内最大級のラーメンチェーン「幸楽苑」の人気メニューを商品化し、昨年11月より、幸楽苑店舗でお土産用として発売していた。今回は、想定を上回る売れ行きがあったこと、スーパーや問屋からの要望も多かったことを踏まえ、新商品として全国発売する。リニューアル品は3品。

【レンジでつけ麺 大勝軒監修 豚骨魚介つけ麺】(340g)は、300gと麺が多いことから、スープ増量への要望が多く、スープの量を20%増量。好みに合わせてスープ量を調整できるようにするとともに、風味豊かなスープに改良した。

【レンジでつけ麺 大勝軒監修 伝統の味もりそば】(328g)はパッケージをリニューアル、前述の新商品「皿うどん」とともに、3品で「レンジで」シリーズとして統一感を持たせた。

【お水がいらない ラーメン横綱】(465g)は、店舗の麺により近づけることを目指し、麺の硬さやハリ、茹で伸びを改良した。

〈冷食日報 2018年3月15日付より〉

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