〈平成30年7月豪雨関連(米麦日報9日調べ)〉製粉・二次加工関連企業も人的被害なし

米麦日報 2018年7月10日付
△製粉協会=会員の会社・工場・従業員について、被害に関する情報は入っていない。一部の取引先が被災し、オーダーがキャンセルになったとの情報はある。また、物流・配送で混乱が起きているとの情報はある。広島工場がある鳥越製粉では、「広島工場には直接的影響はなく、社員・社宅も問題なく、週明け9日から出勤している。お客さんに関することでは、一部のお客様で浸水したとの情報もあるが、人的被害等の情報はない。物流面では問題があり、対策を準備している」としている。

△全粉協=会員の会社・工場等について、被害を受けたとの情報は入っていない。被害の大きかった広島・岡山の会員工場には被害はない。ただ、取引先が被災し、納品できないケースは報告されている。道路が寸断され、今後、物流や配送に混乱が残る可能性はある。

△全粉卸=会員各社に関して大きな被害を受けたとの情報は入っていない。一部の社員宅で停電や道路寸断で出勤できない人がいるとの情報は入っている。道路寸断の影響で、物流・配送に問題が発生しており、自社配送体制の会社はまだよいが、用車している会社では、取引先に商品を持っていけず、メーカーに直送を依頼するケースは出ている。また、広島県呉市の会員からは、高速も一般道も不通で、「車が動けない」との情報もある。

△日本パン工業会=会員企業から工場稼働ができないといった連絡はない。納品への影響はあるようだ。

△山崎製パン(株)=人的被害はなく、工場への直接的な被害もない。物流への影響はあり、岡山工場(総社市)では1日2回の配送を、8日は1回に切り替えて可能な限り納品した。9日からは2回配送に戻っている。ただ、道路が遮断されていて納品できない店舗がある。また、一部の従業員の住宅では床下浸水があった。

△全パン連=会員から人的被害、工場設備への被害の連絡はない。1件だけ商品が納入できない状態になったという連絡があった。

△全麺連=現在のところ被害報告はない。

△全乾麺=会員の人的被害、工場への被害の連絡はない。ただ、配送に影響が出ており、お中元の季節でもあるので今後の影響は心配だ。

△兵庫県乾麺協同組合=大雨の影響で7日に予定していた乾麺のサンプリングイベントの開催を中止。代替日の予定はなし。

〈米麦日報 2018年7月10日付より〉

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